オリジナル交配品種

2020年6月11日

オリジナル交配品種が咲きました。3度目の開花です。Den.tosaense x Den.anosmumです。残念ながら期待したDen.anosmumの香りは全く遺伝していません。tosaenseよりも花径は大きくなっています。

2022年6月11日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

自然発芽の苗

 2022年6月9日

昨年の春に市場でツルランを2鉢買ってきて植替えをしました。6鉢に株分けすると鉢内に小さなランらしき苗があるので2.5号鉢に植え替えました。21株の苗が取れました。1年間育成すると実生苗特有の葉のネジレなどが現れましたが現在は順調に成長しています。

2022年6月現在の苗の状態


苗の状態が成株と同じ形態になったのでツルランと比較すると葉の形状が異なります。しっかりしたバルブが形成されています。ツルランでは無いようです。葉の形状とバルブからカクチョウランではないかと推察しています。販売者の栽培環境が解らないので品種の推定は定かでないですが4号鉢に植替えて来春の開花を待ちます。尚、私のハウスではカクチョウランにツルランの冷凍花粉を交配した実が成長しています。鞘の成長速度は鈍いです。

左が親株のツルラン、右が植替え時に採取した苗、バルブが形成されている。
2022年6月9日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

2022年の初花(4)

PhaiocalantheとPhaiusの交配。3タイプが出現しました。

中間色タイプ

濃赤弁白リップ

ヒネリ花弁タイプ。この花にPhaiusを再交配すると種子もヒネリが入っています。種撒きは1か月後を予定
2022年6月5日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

2022年の初花(3)

2022年6月5日

PhaiocalantheにPhaiusをかけ合わせました。両親の優れた特徴は現れず、ごく平凡で単調な花になりました。生育強健なだけのこの子をベースに幾つかの交配をしました。3年後に現れる孫品種ははどうなるかな。

Paiocalanthe
Phaius
花径14cmの大輪品種

Phaiocalanthe Hybrid
両親の中間タイプ際立った特徴は無し。元気が取りえかな?

2022年6月4日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

2022年の初花(2)

 2019年に交配したPhaiusとCalantheが開花しました。母体がピンクの品種はピンクの花、母体が白花の品種は白い花が出ました。花粉のピンクはあまり出現しませんでした。花の形に影響を及ぼしています。今年は5株の初花でしたが来春開花する株は植替えを終えて急成長中です。欲しい方は商品紹介のコーナーをチェックしてください。

母体:Phaius tankervilleae May Green
母体:Phaius tankervilleae May Green
母体:Phaius tankervilleae var.alba
2022年6月4日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

2022年の初花(1)

2022年6月4日

 2022年のファイウス系交配種の初花が全て開花終了しました。最初に開花したのはファイオカランセ属の白花系とヒメカクランの交配種です。上品な紫色が出現しました。育成の歩留まり極端に悪く4株だけが残りました。属間交配の宿命です。2株の開花で1株はファイオカランセの花形でしたが、一方はヒメカクランに似て花が全開しませんでした。何とかこの上品な遺伝子を確保したいと今年も色々と交配してバイオ専門の友人に預けました。

Phcal x Phaius mishimensis-TYPE-1
TYPE-2
2022年6月4日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

沖縄県蘭協会ニュース

 第44回「全沖縄らん展示会」が2022年4月7日~10まで浦添市のメイクマン本店にて開催された。参加者47名出品数300鉢で過去10年で最多の参加者、出品数でした。私はPhaius系のラン類8点を出品しました。その中のGastrophius Pololei Sunsetが最高賞の蘭大賞を受賞しました。この大会は沖縄県内の蘭愛好家の最大の展示会です。これまで奨励賞、銅賞が最上位でしたがやっと頂点に立つことが出来ました。とても嬉しいことですが、本種の最大能力を引き出したわけでは無く、未だ力量不足を感じています。

2022年6月2日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

第40回琉球新報社蘭フェスティバル

2022年3月10日~13日まで第40回琉球新報蘭フェスティバルが沖縄県浦添市のホームセンターメイクマン本店にて開催された。県内の愛好家が130点のランを持ち込んで競い合った。私の作品はPhiocalanthe Kryptonite Fragrance Beautyでした。230点の出品中で銅賞(沖縄県市長会長賞)でした。オリジナル交配品種の2作目の開花でした。交配親にPhcal.Kryptonite HCC/OIOSを用いてあります。来年度は大賞を狙いたいと思っています。

2022年6月1日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

磯の騒めき

メモ:2021年11月28日

KIMG1740イワシの群れ

初冬になると沖縄県名護市の海浜公園にイワシの群れがやって来る。黒い影は数万匹のイワシの群れだ。ドーナツホールはダツがアタックした跡だ。ダツやロウニンアジ等の攻撃でイワシの群れの喧騒が始まる。砂浜の向こう側は市営球場だ。1月の下旬にプロ野球団日本ハムファイターズのキャンプが始まる。今期は監督ビッグボスの登場で喧騒が始まるだろう。海も陸も群れる者たちの喧騒のシーズン入りだ。

2021年11月28日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura

Phaius系の増加

メモ:2021年11月23日

毎年Phaius系の育種を続けていると,ネズミ算方式で品種が増えてきました。現在、Calanthe,Phaius系で57品種に増えてきました。来春に初花を迎える品種も多く、来年の夏にはさらに多くの品種の交配がフラスコの中に生まれるでしょう。さて、如何に処理しようかと迷っています。

KIMG2769 2021年11月のフラスコ出し品種19種1,600本、早いものは2023年3月の開花。遅くとも2024年には全てが咲く

KIMG27702021年3月のフラスコ出し品種、2023年にはすべての交配種が開花します。

KIMG2771既に蕾が出た、来春2022年2月からの開花予定株

2021年11月23日 | カテゴリー : 雑記帳 | 投稿者 : nakamura